佐藤 しおりの幸せ探し〜揺れる恋

あるが…フリルやレースのついた普通の下着だ。だが、今回購入した下着は、セクシーベビードールというもので、しおりには、未知の世界だった。

さすがに、あれはムリだよーと思うのだ。

だが、香織は、買い慣れているらしく、下着選びに余念がなかった。

(絶対、タンスの奥底にしまって、忘れ去る)決意するしおりだった。

「材料も買えて、よかったですね」

「…そうだね」

「しおりさん、元気ないですよ。疲れました?」

とっても疲れたよ。と思うのだ。

「何か食べて帰ろうか?」

「そうですね…あっ、大地さんからだ」

しおりに断りを入れて頬を染めて電話にでる香織の姿は、普段を知る姿と違い、恋する女の子で、可愛らしくあった。

「そう。今からしおりさんとご飯食べに行く予定です…はーい。じゃあ、待っててくださいね」

しおりは、香織とのご飯が加賀とデートに変更になったのだろうと思っていた。

「今、大地さんと東雲さん、一緒にいるらしいです。なので、合流しますよ」

「えっ?そうなの?」

「はい。しおりさんにも連絡入ってるはずですよ。既読がつかないから、私の方に連絡きたみたいですね」

慌てて、カバンの中の携帯を確認したら、零士からメールが届いていて、折り返しの連絡を入れた。
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