いつか永遠の眠りにつく日まで
目を覚ますと、私は馬車の中だった。

正面にジャスティア、隣にはレオ様が座っていた。



「リーリア…。」

「大丈夫ですか?」



目を覚ました私に気が付いて、レオ様とジャスティアが声をかけてくれた。

まだ微かに意識が朦朧とした部分があるが、なんとか大丈夫そうだ。



「大丈夫、です…。」

「外傷はありませんでしたが、一応首に包帯を巻いておきました。きついようでしたら仰って下さい。」



そう言われて首に手を当てると、確かに包帯が巻いてあった。

そして私はハッとした。



「レオ様はっ…。」



パッと隣を振り返るとレオ様の顔色は相変わらず良くはなかったが、それでも大丈夫と言わんばかりにコクリと1つ頷いた。

ホッと息を吐くと、レオ様が申し訳なさそうに言う。



「怖い思いをさせたな。」

「そんな…。」



元はと言えば、私が逃げ出したのがいけないのだ。

誰もそこに触れてこないので、逆に申し訳なくなってしまう。



「あなたが逃げ出したのは軽率でしたが、私たちの警備の手薄さを突かれたということ。寧ろ私たちの落ち度です。」



ジャスティアにそう言われて、なぜだか褒められたような気になってしまう。
< 95 / 133 >

この作品をシェア

pagetop