死神?・・は・・・私の・・・?
麗香はずっとスティルのことが気になっていた。なぜこの間はいきなり消えてしまったのか、他に誰かと契約したのかしら、それで忙しいのかしら、死界に送る人が多いのかしら、といろいろ考えた。しかし、なんだか呼び出せずにいた。
麗香は気分転換をしようと、表参道に行った。今度は事故に合わないようにと気を使いながら、いつものようにウインドウショッピングを楽しみ、季節を感じながら歩いた。ランチは少しおしゃれにと雑誌で見たビーガン料理のカフェでゆっくりと身体に優しいドリンクとフードを楽しんだ。店を出ると角を曲がりあまり人通りの多くない裏道を歩いた。すると、その先に隠れ家のような緑が綺麗なカフェを見付けた。次はここに入ろうかしらと店を覗いてみると・・・見慣れた顔がそこにあった。
― 亨?
女性が一緒だった。相手は・・・若い女性・・・
― 見たことのない顔・・・
その二人が席を立ったので、麗香は思わず隠れた。
二人は店を出ると、その店のビル横に入った。そして抱き合いキスを始めた。
― イャ! 何しているの?
麗香は思わず走った。
― もう、絶対・・・許さない!
麗香は帰り際に市役所により離婚届を貰った。
家に帰り、自分の名前を記入し捺印した。涙があふれた・・・
― 亨のウソつき! もう二度と不倫はしませんって言ったくせに!!
夜、高ぶって寝られなかった。
『スティル? お願い、出てきて。スティル!』
『麗香さん、気が付いてしまったのですね。旦那さんのこと・・・』
『スティルは知っていたの?』
『まあ。』
『・・・もしかして調べてくれていたの? それでこの間も突然消えたの? 』
『なんのことですか?』
― 必死で調べていたなんて恥ずかしくて言えない・・・
『えっ、違うの? てっきりそうかと・・・でも何で教えてくれなかったの?』
『そろそろお伝えしようと思っていました。・・・ところで、その紙・・・離婚するのですか?』
『したい・・・。でも・・・どうしよう・・・この病院・・・』
『僕にはわからないですけど・・・麗香さんが院長になれはいいんじゃないですか。』
『私はそういう器じゃない。』
『なってしまえばどうにかなるんじゃないですか・・・』
『うーん、イャなのよねー。』
『ふーん・・・』
『それより、気になっていたのだけど数日前、私酔っぱらってスティルに絡まなかった?』
『そうですね。僕に抱きついていましたよ。そして、亨、亨って呼んでた。』
『ウソ。そんなことない。』
『まだ、亨さんのこと本当は好きなんじゃないですか?』
『無い。そんなこと絶対無い・・・無いわよ! ・・・へんなこと言わないで! 』
『・・・麗香さん、泣いてるの?』
『だって・・・私・・・この1週間・・・ずっとスティルのことしか考えていない。』
『・・・』
『スティル・・・抱いて。』
『何言っているんですか。ダメですよ。』
『何で?』
『今のままがいいでしょ。』
『どうして? 契約すると夫婦と同じようなもんだって言ってたじゃない。』
『寂しいんですか? 抱きしめて、慰めてあげますよ。』
『イャ! スティル・・・それだけじゃ足りない! 抱いて・・・』
『聞き分けがないですね・・・・・・仕方ない・・・こっちにおいで・・・』
スティルは麗香を膝の上に乗せ、顔を寄せおでこを付けた。
『麗香・・・』
キスされると思った麗香が目を閉じた瞬間、スティルは頬を触った。
― ゴメン麗香さん、おやすみ・・・
— これが・・・僕の君に対する愛だよ!
麗香は気分転換をしようと、表参道に行った。今度は事故に合わないようにと気を使いながら、いつものようにウインドウショッピングを楽しみ、季節を感じながら歩いた。ランチは少しおしゃれにと雑誌で見たビーガン料理のカフェでゆっくりと身体に優しいドリンクとフードを楽しんだ。店を出ると角を曲がりあまり人通りの多くない裏道を歩いた。すると、その先に隠れ家のような緑が綺麗なカフェを見付けた。次はここに入ろうかしらと店を覗いてみると・・・見慣れた顔がそこにあった。
― 亨?
女性が一緒だった。相手は・・・若い女性・・・
― 見たことのない顔・・・
その二人が席を立ったので、麗香は思わず隠れた。
二人は店を出ると、その店のビル横に入った。そして抱き合いキスを始めた。
― イャ! 何しているの?
麗香は思わず走った。
― もう、絶対・・・許さない!
麗香は帰り際に市役所により離婚届を貰った。
家に帰り、自分の名前を記入し捺印した。涙があふれた・・・
― 亨のウソつき! もう二度と不倫はしませんって言ったくせに!!
夜、高ぶって寝られなかった。
『スティル? お願い、出てきて。スティル!』
『麗香さん、気が付いてしまったのですね。旦那さんのこと・・・』
『スティルは知っていたの?』
『まあ。』
『・・・もしかして調べてくれていたの? それでこの間も突然消えたの? 』
『なんのことですか?』
― 必死で調べていたなんて恥ずかしくて言えない・・・
『えっ、違うの? てっきりそうかと・・・でも何で教えてくれなかったの?』
『そろそろお伝えしようと思っていました。・・・ところで、その紙・・・離婚するのですか?』
『したい・・・。でも・・・どうしよう・・・この病院・・・』
『僕にはわからないですけど・・・麗香さんが院長になれはいいんじゃないですか。』
『私はそういう器じゃない。』
『なってしまえばどうにかなるんじゃないですか・・・』
『うーん、イャなのよねー。』
『ふーん・・・』
『それより、気になっていたのだけど数日前、私酔っぱらってスティルに絡まなかった?』
『そうですね。僕に抱きついていましたよ。そして、亨、亨って呼んでた。』
『ウソ。そんなことない。』
『まだ、亨さんのこと本当は好きなんじゃないですか?』
『無い。そんなこと絶対無い・・・無いわよ! ・・・へんなこと言わないで! 』
『・・・麗香さん、泣いてるの?』
『だって・・・私・・・この1週間・・・ずっとスティルのことしか考えていない。』
『・・・』
『スティル・・・抱いて。』
『何言っているんですか。ダメですよ。』
『何で?』
『今のままがいいでしょ。』
『どうして? 契約すると夫婦と同じようなもんだって言ってたじゃない。』
『寂しいんですか? 抱きしめて、慰めてあげますよ。』
『イャ! スティル・・・それだけじゃ足りない! 抱いて・・・』
『聞き分けがないですね・・・・・・仕方ない・・・こっちにおいで・・・』
スティルは麗香を膝の上に乗せ、顔を寄せおでこを付けた。
『麗香・・・』
キスされると思った麗香が目を閉じた瞬間、スティルは頬を触った。
― ゴメン麗香さん、おやすみ・・・
— これが・・・僕の君に対する愛だよ!