人生は虹色〜兄が僕に残した言葉〜
「仁くん、元気かぁ?」



そこには航兄ちゃんの同僚の荒嶋君が立っていた。



小さい頃、小学校の帰り道に会社があったから、荒嶋君たちのとこに行っては、よく道草食ったっけ。



「あっ!荒嶋君、お久しぶりです。

まぁ……何とかやってます」



「ちょっと、そこの椅子で少しだけ話そうや」



近くにあった、たまたま誰も座ってない椅子を指差し、僕たちは座った。



「航、救ってあげれんでごめんな……」



「え!何で荒嶋君が謝るんですか?やめて下さいよ」
 


表情を曇らせながら、荒嶋君は僕に頭を下げた。



それには、理由がある。
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