不器用な神野くんの一途な溺愛
「委員会の場し、」

「〜っ!」


怖くて、話しかけられたくなくて……。思わず下を向いて、目をそらす。

すると神野くんは「チッ」と舌打ちして、教室の中にいた中島くんに声をかけた。


「中島、お前これから部活?」

「そうだよ〜、バド」

「体育館?」


中島くんは荷物を持って「そーそー」と返事をした。対して神野くんは「ふぅん」と、どこか興味なさげで……。


「俺はB棟の2階の会議室。そこで委員会あんだよ。だりー」

「月イチであるんだろ? 大変だな〜」

「ホント、勘弁しろよな」


「 (委員会……、B棟の2階の会議室……!) 」

「――」


頭の中で復唱している間。

神野くんが、私の方を見ていた気がする。
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