不器用な神野くんの一途な溺愛
「は?」
いやいや、ちょっと待てよ、おい。
俺がいんだろ、ここに。
小野宮の事を好きな俺が!!
「先生、俺ここにいるけど、そんな堂々と脱がせていーのかよ」
「あ、そうね! ごめんね神野くん、カーテン閉めるわね〜!」
シャッ
閉まったカーテンの奥で、しばらくしてピピッと高い音が鳴る。同時に「やっぱり高いわねぇ」と項垂れる先生の声。
「.......」
許可が降りるかは分かんねーけど、一応、言ってみるか。
「なぁ先生、提案があんだけど」
「なぁに?」
「俺が小野宮を送るってのはどう?」
すると、小野宮に服を着せた先生が、勢いよくカーテンを開けた。
そして「それいいわねぇ!」とバカでけー声で賛成する。
「小野宮さん家、結構近いのよ。最悪私が行こうかなって思ってたけど、色々手続きがね.......面倒なのよ.......」
一瞬暗くなった先生だが、「でも神野くんが代わりに行ってくれるなら大助かり!」と笑顔で拍手をした。