ドSな御曹司は今夜も新妻だけを愛したい~子づくりは溺愛のあとで~
俺が〝乗り気じゃないならやめよう〟とでも言うと思ったのか、依都は慌ててそんな風に言った。彼女の言葉が嘘ではないことは伝わってくるし、単純に嬉しくて口元が緩む。
「ありがとう。〝乗り気じゃないならその気にさせるまでだ〟と言おうとしたんだが、前のめりに承諾してくれてよかった」
「あ……なんだぁ、そっか」
早とちりして少し恥ずかしがる依都も可愛い。
しかし、俯いていた彼女はふいに顔を上げ、なにかを悩んでいるような様子で口を開く。
「ただ、ひとつだけ確認が」
「なんだ?」
「史悠さんは、ご兄弟はいますか?」
「ああ、妹がひとり」
普通に答えると、依都はやや表情を曇らせる。
「じゃあ、きっと跡取りを残さないといけませんよね……。御曹司でもあるのだし」
伏し目がちになる彼女を見て、なんとなく心情がわかった気がした。
結婚するにあたって、子どもについては女性にとっては特に大きな問題だ。妊娠できるかどうかというところから気を遣うものだし、彼女ももし跡取りを残せなかったら……と懸念しているのかもしれない。
「会社としては後継者はもちろん必要だが、俺は血筋にはこだわらない。親がなにか言ってきたとしても、決めるのは俺たちだ。ふたりで話し合って決めればいい」
少しでも不安材料をなくしてあげたくてそう言うと、彼女がゆっくり目線を上げる。
「ありがとう。〝乗り気じゃないならその気にさせるまでだ〟と言おうとしたんだが、前のめりに承諾してくれてよかった」
「あ……なんだぁ、そっか」
早とちりして少し恥ずかしがる依都も可愛い。
しかし、俯いていた彼女はふいに顔を上げ、なにかを悩んでいるような様子で口を開く。
「ただ、ひとつだけ確認が」
「なんだ?」
「史悠さんは、ご兄弟はいますか?」
「ああ、妹がひとり」
普通に答えると、依都はやや表情を曇らせる。
「じゃあ、きっと跡取りを残さないといけませんよね……。御曹司でもあるのだし」
伏し目がちになる彼女を見て、なんとなく心情がわかった気がした。
結婚するにあたって、子どもについては女性にとっては特に大きな問題だ。妊娠できるかどうかというところから気を遣うものだし、彼女ももし跡取りを残せなかったら……と懸念しているのかもしれない。
「会社としては後継者はもちろん必要だが、俺は血筋にはこだわらない。親がなにか言ってきたとしても、決めるのは俺たちだ。ふたりで話し合って決めればいい」
少しでも不安材料をなくしてあげたくてそう言うと、彼女がゆっくり目線を上げる。