ドSな御曹司は今夜も新妻だけを愛したい~子づくりは溺愛のあとで~
「子供と関わるようにするしかないと思うんだけど、子供がいる友達は遠くてなかなか会えないし、接する機会がそもそもないのよね……あ!」

 言っていてピンと閃いた。凛くんたちも同時に思い当たったらしく、「「あるじゃん!」」と声をそろえた。

 そうだ、凛くんが時々足を運んでいるところで、ちょうどいい場所があった。彼も快く協力してくれるようで、私にニッと笑みを向ける。

「よーし。今度一緒に行こう」
「私も行っていいの?」
「もちろん。誰でも大歓迎だし、むしろ来てくれるとありがたい」

 凛くんが一緒にいるというだけで安心感がある。心強い味方を手に入れたような気分になっていると、雫がなんだかしみじみと言う。

「りんたろさんも、ようやく依都ちゃん離れする時が来たかぁ」
「なんだそれ。つーか、依都がこんなに悩んでるなら、俺らも助けてやるしかないだろ」
「まーね。あ、依都ちゃんがいつでも遊べるように、うちらが子ども作ればいいんじゃ⁉」
「どあほ! ギャルの発想パねぇな!」

 軽いやり取りがおかしくて、私も噴き出した。息ぴったりの楽しいふたりと話していると悩みが吹っ飛んでいきそう。

 いつも相談に乗ってくれる大好きな彼らに感謝を込めて「ありがとね」と言うと、ふたりは言い合いをやめて得意げに笑った。


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