ドSな御曹司は今夜も新妻だけを愛したい~子づくりは溺愛のあとで~
「だから、依都から御鏡社長を奪わないでください。あの人はいけ好かないけど、こいつを幸せにできるのは彼だけだし、彼を幸せにできるのも依都だけなんですよ」
凛くんの言葉に、少しだけ胸がじんとした。
交際から結婚まで早かったせいか、史悠さんをあまり快く思っていなかった彼が、やっと認めてくれたみたいで嬉しくて。
風柳さんはじっと凛くんを見つめた後、まつ毛を伏せてため息をひとつ吐き出す。
「それが凛太朗くんの選んだ道か……。ほんとお人好しなんだから」
どういう意味なのかよくわからないけれど、彼女が歩き出したので「風柳さん」と呼んだ。私もこれだけは言っておきたい。
「あなたにとっての息子さんのように、私にもなににも代えられない大切なものがあって、それは絶対に譲れはしません。すべてが手に入ると思わないでください」
こんな風に人に強く言うのは慣れていなくて、緊張で無意識に手をぐっと握っていた。風柳さんは冷めた瞳で私を見て、まつ毛を伏せる。
「……わかってるわよ、そんなこと」
言い返されるかと思いきや、覇気のない声でそう呟いた。
凛くんの言葉に、少しだけ胸がじんとした。
交際から結婚まで早かったせいか、史悠さんをあまり快く思っていなかった彼が、やっと認めてくれたみたいで嬉しくて。
風柳さんはじっと凛くんを見つめた後、まつ毛を伏せてため息をひとつ吐き出す。
「それが凛太朗くんの選んだ道か……。ほんとお人好しなんだから」
どういう意味なのかよくわからないけれど、彼女が歩き出したので「風柳さん」と呼んだ。私もこれだけは言っておきたい。
「あなたにとっての息子さんのように、私にもなににも代えられない大切なものがあって、それは絶対に譲れはしません。すべてが手に入ると思わないでください」
こんな風に人に強く言うのは慣れていなくて、緊張で無意識に手をぐっと握っていた。風柳さんは冷めた瞳で私を見て、まつ毛を伏せる。
「……わかってるわよ、そんなこと」
言い返されるかと思いきや、覇気のない声でそう呟いた。