ドSな御曹司は今夜も新妻だけを愛したい~子づくりは溺愛のあとで~
午後二時、波多野に案内されて風柳さんがやってきた。四歳の息子、楽くんと手を繋いで。
今日は他の仕事は休みらしく、息子を連れてくると事前に聞いていた。祝賀会にも親子で参加する予定になっているが、その前に俺に会いたいと楽くんも望んでいたという。
彼と会うのはまだ二回目で、前回も好かれるようなことをした覚えがないのに、なぜか俺を慕ってくれているらしい。今も俺を見上げて破顔している。
「こんちはー!」
「こんにちは、楽くん」
風柳さんの面影を感じる顔で、元気な挨拶をする楽くんに俺も挨拶を返した。その小さな頭を撫でる風柳さんは、れっきとした母親の顔になっている。
「この子、ずっとあなたに会いたがってたの。よかったわね、楽」
「うん! しゆーのおへやだ~」
手を離してトコトコと中へ進む彼は、愛らしくて自然に口元がほころぶ。
「社長気分を味わってみるか?」
「へ? ……わっ!」
ひょいっと小さな身体を抱き上げ、窓際にある俺のデスクチェアに座らせる。くるりと窓のほうを向かせると、東京の街並みを眺めて「わぁ!」と声をあげた。
十二階からではたいして高くないが、東京タワーが近くに望めて俺もわりと気に入っている。
今日は他の仕事は休みらしく、息子を連れてくると事前に聞いていた。祝賀会にも親子で参加する予定になっているが、その前に俺に会いたいと楽くんも望んでいたという。
彼と会うのはまだ二回目で、前回も好かれるようなことをした覚えがないのに、なぜか俺を慕ってくれているらしい。今も俺を見上げて破顔している。
「こんちはー!」
「こんにちは、楽くん」
風柳さんの面影を感じる顔で、元気な挨拶をする楽くんに俺も挨拶を返した。その小さな頭を撫でる風柳さんは、れっきとした母親の顔になっている。
「この子、ずっとあなたに会いたがってたの。よかったわね、楽」
「うん! しゆーのおへやだ~」
手を離してトコトコと中へ進む彼は、愛らしくて自然に口元がほころぶ。
「社長気分を味わってみるか?」
「へ? ……わっ!」
ひょいっと小さな身体を抱き上げ、窓際にある俺のデスクチェアに座らせる。くるりと窓のほうを向かせると、東京の街並みを眺めて「わぁ!」と声をあげた。
十二階からではたいして高くないが、東京タワーが近くに望めて俺もわりと気に入っている。