ドSな御曹司は今夜も新妻だけを愛したい~子づくりは溺愛のあとで~
「史悠は絶対いいパパになるわね」
俺たちを眺めていた風柳さんが、微笑ましげにそう呟いた。叶芽にも似たようなことを言われたが、今はなんとなくいたたまれない。
楽くんは風柳さんの影響なのか絵を描くのが好きらしいので、「ここ、使っていいぞ」とデスクをトントンと叩く。景色を眺めていた彼は「うん」と頷いて、自分のリュックからお絵かき帳を取り出し始めた。
これで俺たちも少しは話ができるだろう。風柳さんを応接テーブルに座るよう促して俺も向かいに腰を下ろすと、彼女がにこりと微笑む。
「嬉しいわ。史悠のほうから誘ってくれるなんて。たとえ社長室でもね」
「なぜあなたが不毛なことをするのか、教えてもらいたかったので」
「不毛なんかじゃないわよ」
軽い調子で返した彼女は、意地悪っぽく口角を上げる。
「私のあのインタビュー、依都さんも見たわよね? ほんのちょっとでも、夫婦の仲を引っ掻き回せたかしら」
「正直、かなり鬱陶しかったです」
楽くんは俺たちの話は理解できないだろうと思いつつも、一応声を抑えて遠慮なく答えると、彼女はどこか満足げな笑みを浮かべた。
さっきからそっけない態度を取っているのに、まったく気にしていないポジティブさは羨ましいほどだ。
俺たちを眺めていた風柳さんが、微笑ましげにそう呟いた。叶芽にも似たようなことを言われたが、今はなんとなくいたたまれない。
楽くんは風柳さんの影響なのか絵を描くのが好きらしいので、「ここ、使っていいぞ」とデスクをトントンと叩く。景色を眺めていた彼は「うん」と頷いて、自分のリュックからお絵かき帳を取り出し始めた。
これで俺たちも少しは話ができるだろう。風柳さんを応接テーブルに座るよう促して俺も向かいに腰を下ろすと、彼女がにこりと微笑む。
「嬉しいわ。史悠のほうから誘ってくれるなんて。たとえ社長室でもね」
「なぜあなたが不毛なことをするのか、教えてもらいたかったので」
「不毛なんかじゃないわよ」
軽い調子で返した彼女は、意地悪っぽく口角を上げる。
「私のあのインタビュー、依都さんも見たわよね? ほんのちょっとでも、夫婦の仲を引っ掻き回せたかしら」
「正直、かなり鬱陶しかったです」
楽くんは俺たちの話は理解できないだろうと思いつつも、一応声を抑えて遠慮なく答えると、彼女はどこか満足げな笑みを浮かべた。
さっきからそっけない態度を取っているのに、まったく気にしていないポジティブさは羨ましいほどだ。