ドSな御曹司は今夜も新妻だけを愛したい~子づくりは溺愛のあとで~
三人で再び歩き始めて会場を出たところのロビーまで来た時、心配そうに待つ風柳さんを見つけて楽くんが「ママ!」と呼んだ。
私から手を離して一目散に駆けていき、心底ほっとした様子の彼女の胸に飛び込んだ。
「楽! 大丈夫!? 咳、ごほごほってならなかった?」
「なった。けど、おねーちゃんがアメくれたから。せなかも、なでなでしてた」
楽くんの両腕を掴んで必死に確認した風柳さんは、視線を上げて「ありがとう、依都さん……!」とお礼を言った。
「この子、喘息でね。咳が酷くなってたら発作を起こしてたと思う。本当にありがとう」
「いえ、たいしたことはしてないので……!」
うそ、あの咳は喘息の始まりみたいなものだったの?
詳しくはわからないけど、発作ってぜーぜーしちゃう感じよね? もしそんな事態になっていたらと思うと、薬もないし怖すぎる……。
内心ぞっとするも平静を装って答えていると、会場のほうからスマホを耳に当てる史悠さんがやってきた。
「ああ、戻ってきていいぞ。ご苦労さん」
誰かにそう告げて電話を切った彼は、再会を果たした風柳さん親子を見下ろして微笑む。
私から手を離して一目散に駆けていき、心底ほっとした様子の彼女の胸に飛び込んだ。
「楽! 大丈夫!? 咳、ごほごほってならなかった?」
「なった。けど、おねーちゃんがアメくれたから。せなかも、なでなでしてた」
楽くんの両腕を掴んで必死に確認した風柳さんは、視線を上げて「ありがとう、依都さん……!」とお礼を言った。
「この子、喘息でね。咳が酷くなってたら発作を起こしてたと思う。本当にありがとう」
「いえ、たいしたことはしてないので……!」
うそ、あの咳は喘息の始まりみたいなものだったの?
詳しくはわからないけど、発作ってぜーぜーしちゃう感じよね? もしそんな事態になっていたらと思うと、薬もないし怖すぎる……。
内心ぞっとするも平静を装って答えていると、会場のほうからスマホを耳に当てる史悠さんがやってきた。
「ああ、戻ってきていいぞ。ご苦労さん」
誰かにそう告げて電話を切った彼は、再会を果たした風柳さん親子を見下ろして微笑む。