ドSな御曹司は今夜も新妻だけを愛したい~子づくりは溺愛のあとで~
結婚式といえば、と大事なことを思い出し「史悠さんにひとつお願いが」と切り出す。
「近いうちに、お母さんと会って話したいんです。やっと気持ちの整理がついたから。一緒についてきてくれますか?」
私たちは諸々の事情を考慮して、少し遠いが十月に式を挙げる予定で動いている。母を招待するかどうかで悩んでいたが、きちんと会って決めようと思う。
史悠さんは「もちろん、一緒に行くよ」と当たり前のように答え、私の髪を撫でて話を続ける。
「前に式場見学をしに行った時、新婦と母親が仲睦まじくしているところをじっと見ていただろう。その時から、きっと依都は一歩踏み出したいんじゃないかと思ってた」
ああ、先月行った式場見学……。
確かにあの時、式本番を迎えていた新婦とその母親が泣いて感謝を伝え合っている場面を、私は無意識に見つめていた。その眼差しが羨望のものだったことに、彼は気づいていたらしい。
「史悠さんのほうが、私のことをよくわかってるかもしれませんね」
「どうすれば君を幸せにできるか、毎日考えているからな」
大きな愛情をさらりと口にする彼に、胸がきゅっと締めつけられる。こんなに旦那様に愛されて、私はなんて恵まれているんだろう。
私が悩みを減らすことで彼の幸せにも繋がるのなら、母と向き合うことくらい容易いと思える。勇気を出そうと心に決め、逞しい彼の身体に抱きついた。
「近いうちに、お母さんと会って話したいんです。やっと気持ちの整理がついたから。一緒についてきてくれますか?」
私たちは諸々の事情を考慮して、少し遠いが十月に式を挙げる予定で動いている。母を招待するかどうかで悩んでいたが、きちんと会って決めようと思う。
史悠さんは「もちろん、一緒に行くよ」と当たり前のように答え、私の髪を撫でて話を続ける。
「前に式場見学をしに行った時、新婦と母親が仲睦まじくしているところをじっと見ていただろう。その時から、きっと依都は一歩踏み出したいんじゃないかと思ってた」
ああ、先月行った式場見学……。
確かにあの時、式本番を迎えていた新婦とその母親が泣いて感謝を伝え合っている場面を、私は無意識に見つめていた。その眼差しが羨望のものだったことに、彼は気づいていたらしい。
「史悠さんのほうが、私のことをよくわかってるかもしれませんね」
「どうすれば君を幸せにできるか、毎日考えているからな」
大きな愛情をさらりと口にする彼に、胸がきゅっと締めつけられる。こんなに旦那様に愛されて、私はなんて恵まれているんだろう。
私が悩みを減らすことで彼の幸せにも繋がるのなら、母と向き合うことくらい容易いと思える。勇気を出そうと心に決め、逞しい彼の身体に抱きついた。