ドSな御曹司は今夜も新妻だけを愛したい~子づくりは溺愛のあとで~
私の目からもはらはらと涙がこぼれる。
「依都はなんにも悪くない。全部、私が弱かったせいよ。ごめん……ごめんなさい……!」
母は周りの目も気にせず、テーブルに額がつくくらい頭を下げて懺悔していた。
つらくて、切ない気持ちでいっぱいだ。でも母の本心を直接聞けて、幾分か心が軽くなったようにも感じる。彼女がたくさん後悔したのも伝わってきたから。
なにも言わず、背中にそっと手を当ててくれている史悠さんのおかげで、徐々に落ち着きを取り戻してきた。ハンカチで涙を拭って、ぎゅっと結んでいた唇をゆっくり開く。
「……やっぱり、簡単には許せない」
「ええ……わかってるわ」
「でも、私の誕生日はずっと覚えていたんだね」
許されないのは覚悟していたようにまつ毛を伏せていた母は、私が続けたその言葉は意外だったらしく、目線を上げる。
「……え?」
「これ、見覚えがあるでしょう」
私はテーブルに置いていたスマホを操作して、ディスプレイを母に向ける。そこに映し出されているのは、私の誕生日と同じ日に、しいじの周年記念のお祝いで届いた花の写真。
それを見た母は、はっとした様子で目を見張る。この花を贈った本人だからだ。
「依都はなんにも悪くない。全部、私が弱かったせいよ。ごめん……ごめんなさい……!」
母は周りの目も気にせず、テーブルに額がつくくらい頭を下げて懺悔していた。
つらくて、切ない気持ちでいっぱいだ。でも母の本心を直接聞けて、幾分か心が軽くなったようにも感じる。彼女がたくさん後悔したのも伝わってきたから。
なにも言わず、背中にそっと手を当ててくれている史悠さんのおかげで、徐々に落ち着きを取り戻してきた。ハンカチで涙を拭って、ぎゅっと結んでいた唇をゆっくり開く。
「……やっぱり、簡単には許せない」
「ええ……わかってるわ」
「でも、私の誕生日はずっと覚えていたんだね」
許されないのは覚悟していたようにまつ毛を伏せていた母は、私が続けたその言葉は意外だったらしく、目線を上げる。
「……え?」
「これ、見覚えがあるでしょう」
私はテーブルに置いていたスマホを操作して、ディスプレイを母に向ける。そこに映し出されているのは、私の誕生日と同じ日に、しいじの周年記念のお祝いで届いた花の写真。
それを見た母は、はっとした様子で目を見張る。この花を贈った本人だからだ。