ドSな御曹司は今夜も新妻だけを愛したい~子づくりは溺愛のあとで~
以前、楽くんと接した時に急に蘇ってきた、誰かに抱っこされて背中をさすられる感覚と、優しい匂い。あれはきっと、こうやって母に抱っこされていた記憶なのだろう。
この子にも伝わるように、「大好きだよ」と囁いて頬をくっつけた。
娘をあやしている間、史悠さんは私の分のハーブティーを淹れてくれている。晩酌するのは当分おあずけの身なので、日本酒が恋しい。
「早くまたお酒が飲みたいなぁ」
「花菱さんの新種の酒米で作った酒、絶品だぞ」
「うぅ……意地悪」
例の新しい日本酒の売り上げも好調のようで嬉しいけれど、味わえないのが悔しい。
口を尖らせて娘を再びベッドに寝かせると、史悠さんはこちらに歩み寄って不敵に口角を上げる。
「代わりに、俺が酔わせてやる。酒を飲むより気持ちよくさせるから」
私の顎を持ち上げエロティックに囁く艶めかしい彼に、心臓が激しく動き出す。
「……確かに、恋しいのはお酒だけじゃないね」
彼との官能的な触れ合いもそう。数カ月間治まっていた欲情が急に湧いてくる感覚を覚え、味見をするようにキスをして笑い合った。
夫婦になり親になっても、日々熟成していく芳醇な愛に、私たちは今夜も酔いしれる。
☪︎⋆End。˚✩
この子にも伝わるように、「大好きだよ」と囁いて頬をくっつけた。
娘をあやしている間、史悠さんは私の分のハーブティーを淹れてくれている。晩酌するのは当分おあずけの身なので、日本酒が恋しい。
「早くまたお酒が飲みたいなぁ」
「花菱さんの新種の酒米で作った酒、絶品だぞ」
「うぅ……意地悪」
例の新しい日本酒の売り上げも好調のようで嬉しいけれど、味わえないのが悔しい。
口を尖らせて娘を再びベッドに寝かせると、史悠さんはこちらに歩み寄って不敵に口角を上げる。
「代わりに、俺が酔わせてやる。酒を飲むより気持ちよくさせるから」
私の顎を持ち上げエロティックに囁く艶めかしい彼に、心臓が激しく動き出す。
「……確かに、恋しいのはお酒だけじゃないね」
彼との官能的な触れ合いもそう。数カ月間治まっていた欲情が急に湧いてくる感覚を覚え、味見をするようにキスをして笑い合った。
夫婦になり親になっても、日々熟成していく芳醇な愛に、私たちは今夜も酔いしれる。
☪︎⋆End。˚✩


