ドSな御曹司は今夜も新妻だけを愛したい~子づくりは溺愛のあとで~
漫画で見るヤのつく職業の人のイメージを重ねていると、彼のブラックダイヤのような瞳がこちらに向く。
「これからなにか予定があるのか?」
「私ですか? いえ、なにも」
「なら、一緒に飯でもどうだ? 君は予想以上に日本酒の知識がありそうだから、もっと話してみたい」
ストレートに誘われ、心臓が軽く飛び跳ねる。
ど、どうしよう……!? そんな風に初対面の男性に食事に誘われた経験なんてないから、どうすればいいのか。でも助けてもらった恩もあるし、私も単純にこの人のことをもっと知りたい気持ちもある。
なによりまず名前を知りたくて、遠慮がちに尋ねてみる。
「お誘いは嬉しいのですが、あなたは……?」
「ああ、怪しい者じゃない。君も俺の会社を知っているはずだ」
まだ名乗っていないのを思い出したように、彼はバッグから名刺を取り出す。差し出されたそれを両手で受け取り、まじまじと見つめる。
真っ先に目に入ったのは〝御鏡 史悠〟という名前。
その苗字にはっとした私は、次に社名とその後に続く〝代表取締役社長〟の文字を見て目を見開いた。
「これからなにか予定があるのか?」
「私ですか? いえ、なにも」
「なら、一緒に飯でもどうだ? 君は予想以上に日本酒の知識がありそうだから、もっと話してみたい」
ストレートに誘われ、心臓が軽く飛び跳ねる。
ど、どうしよう……!? そんな風に初対面の男性に食事に誘われた経験なんてないから、どうすればいいのか。でも助けてもらった恩もあるし、私も単純にこの人のことをもっと知りたい気持ちもある。
なによりまず名前を知りたくて、遠慮がちに尋ねてみる。
「お誘いは嬉しいのですが、あなたは……?」
「ああ、怪しい者じゃない。君も俺の会社を知っているはずだ」
まだ名乗っていないのを思い出したように、彼はバッグから名刺を取り出す。差し出されたそれを両手で受け取り、まじまじと見つめる。
真っ先に目に入ったのは〝御鏡 史悠〟という名前。
その苗字にはっとした私は、次に社名とその後に続く〝代表取締役社長〟の文字を見て目を見開いた。