ドSな御曹司は今夜も新妻だけを愛したい~子づくりは溺愛のあとで~
手持ち無沙汰でしいじの外観を眺める御鏡さんを気にしつつ、スマホを耳に当てて「はい」と出ると、可愛らしく元気な声が聞こえてくる。
『依都ちゃん、おたおめ~!』
「ありがとう、雫」
私の誕生日を祝ってくれる人がここにもいた。心がほっこりして笑顔になる。
私の三つ年下で二十三歳の雫は、見た目もノリも現代のギャルという感じの子。上京して初めてできた友達で、私にとっては親友と呼べる存在だ。
とても明るい性格で皆から愛されている彼女は、今もテンション高めに話してくる。
『今日、仕事ないよね? 釣りをやってるお得意さんからカンパチを一尾もらってさ、食べきれないほどあるからよかったら来て。誕生日なんだし、お刺身パーリナイするっしょ!』
「へぇ〜、カンパチは贅沢! ありがとう。食べたいのはヤマヤマなんだけど……」
そこまで言ったところで、ちらりと御鏡さんを見やる。迷いを振り切って口を開く。
「ごめん、先約があって」
思いきって断ると、御鏡さんの瞳もこちらを向いた。それにすらドキリとする自分はどうしたものか。
電話の向こうからは驚きの声が聞こえてくる。
『依都ちゃん、おたおめ~!』
「ありがとう、雫」
私の誕生日を祝ってくれる人がここにもいた。心がほっこりして笑顔になる。
私の三つ年下で二十三歳の雫は、見た目もノリも現代のギャルという感じの子。上京して初めてできた友達で、私にとっては親友と呼べる存在だ。
とても明るい性格で皆から愛されている彼女は、今もテンション高めに話してくる。
『今日、仕事ないよね? 釣りをやってるお得意さんからカンパチを一尾もらってさ、食べきれないほどあるからよかったら来て。誕生日なんだし、お刺身パーリナイするっしょ!』
「へぇ〜、カンパチは贅沢! ありがとう。食べたいのはヤマヤマなんだけど……」
そこまで言ったところで、ちらりと御鏡さんを見やる。迷いを振り切って口を開く。
「ごめん、先約があって」
思いきって断ると、御鏡さんの瞳もこちらを向いた。それにすらドキリとする自分はどうしたものか。
電話の向こうからは驚きの声が聞こえてくる。