ドSな御曹司は今夜も新妻だけを愛したい~子づくりは溺愛のあとで~
『えー! 依都ちゃんに先約する相手なんていた!?』
「いたの、一応」
若干失礼な彼女に苦笑いするけれど、確かに私は交友関係が狭いから驚かれても無理はないかもしれない。
雫は残念そうにしながらも『おけ。じゃまた今度ね~』と明るく言い、通話を終えた。スマホをしまう私に、御鏡さんが確認する。
「……よかったのか? 誰かから誘われたんだろう」
「大丈夫です。いつでも会える子なので。でも御鏡さんとは、食事するなんて最初で最後だろうし」
こんな機会はきっと二度とない。これは誕生日に神様がくれたプレゼントなのかも、なんて都合よく解釈して口元を緩めた。
しかし、御鏡さんはなぜかわずかに眉をひそめる。
「なぜそう決める? お互い、また会いたいと思うかもしれないだろ」
予想もしていなかった言葉が返ってきて、私は目を見張った。
この人には心を揺さぶられてばかりだ。会って間もないのに、どうしてこんなに引き込まれそうになるんだろう。
不思議な感覚を抱く私に、彼はゆるりと口角を上げる。
「とりあえず、俺を選んでくれてありがとう」
そんな風に言われると、なんだか妙に恥ずかしくなって目を逸らす。「行こう」と歩き出す彼に、俯き気味なままついていった。
「いたの、一応」
若干失礼な彼女に苦笑いするけれど、確かに私は交友関係が狭いから驚かれても無理はないかもしれない。
雫は残念そうにしながらも『おけ。じゃまた今度ね~』と明るく言い、通話を終えた。スマホをしまう私に、御鏡さんが確認する。
「……よかったのか? 誰かから誘われたんだろう」
「大丈夫です。いつでも会える子なので。でも御鏡さんとは、食事するなんて最初で最後だろうし」
こんな機会はきっと二度とない。これは誕生日に神様がくれたプレゼントなのかも、なんて都合よく解釈して口元を緩めた。
しかし、御鏡さんはなぜかわずかに眉をひそめる。
「なぜそう決める? お互い、また会いたいと思うかもしれないだろ」
予想もしていなかった言葉が返ってきて、私は目を見張った。
この人には心を揺さぶられてばかりだ。会って間もないのに、どうしてこんなに引き込まれそうになるんだろう。
不思議な感覚を抱く私に、彼はゆるりと口角を上げる。
「とりあえず、俺を選んでくれてありがとう」
そんな風に言われると、なんだか妙に恥ずかしくなって目を逸らす。「行こう」と歩き出す彼に、俯き気味なままついていった。