ドSな御曹司は今夜も新妻だけを愛したい~子づくりは溺愛のあとで~
飲み始めて三十分ほど経ち、ペースが早かったせいかすでに酔いが回ってふわふわしている。私と同じくらいお酒が強い雫も、上機嫌でお手洗いに向かった。
その直後、賑やかな中で野太い声がひと際大きく耳に飛び込んでくる。
「あれぇ~? あん時の生意気な姉ちゃんじゃん」
それはどこかで聞いたもので、振り向いた私は目を見開いた。お酒のグラス片手に赤い顔をして立っていたのは、以前しいじで絡んできた男性だったから。
「あの時のチンピラさん!?」
「チンピラじゃねーよ!」
即座にツッコんだ彼は、私のそばにきて前回以上にお酒臭い顔をずいっと近づけてくる。
「あんたこそヤクザみてぇな男に守られてただろうが。そっちの筋にも顔が利くってか? 怖い女だねぇ」
「いろいろと違います」
身体を引き、あからさまにうんざりした顔で否定した。
ああもう、また会ってしまうとは……面倒なことになりそうな予感しかない。立ち飲みは長居するものでもないし、雫が戻ってきたらさっさと退散しよう。
と考えていたものの、チンピラさんはなにやら感慨深そうな表情になってしみじみと言う。
その直後、賑やかな中で野太い声がひと際大きく耳に飛び込んでくる。
「あれぇ~? あん時の生意気な姉ちゃんじゃん」
それはどこかで聞いたもので、振り向いた私は目を見開いた。お酒のグラス片手に赤い顔をして立っていたのは、以前しいじで絡んできた男性だったから。
「あの時のチンピラさん!?」
「チンピラじゃねーよ!」
即座にツッコんだ彼は、私のそばにきて前回以上にお酒臭い顔をずいっと近づけてくる。
「あんたこそヤクザみてぇな男に守られてただろうが。そっちの筋にも顔が利くってか? 怖い女だねぇ」
「いろいろと違います」
身体を引き、あからさまにうんざりした顔で否定した。
ああもう、また会ってしまうとは……面倒なことになりそうな予感しかない。立ち飲みは長居するものでもないし、雫が戻ってきたらさっさと退散しよう。
と考えていたものの、チンピラさんはなにやら感慨深そうな表情になってしみじみと言う。