ドSな御曹司は今夜も新妻だけを愛したい~子づくりは溺愛のあとで~
「さすがに今これを飲む勇気はありません……」
「は? なんだよ、俺が作った酒が飲めねぇってのかよ」
彼の眉根がぎゅっと寄り、私はぎくりとした。これを『俺が作った酒』と言っていいのかという感じだけれど、また機嫌を損ねてしまう……!
「『あなたのお酒楽しみにしてます~』なんて言ってたのに、やっぱあれは嘘だったんだな。この女狐が」
「そうじゃないですけど……!」
「だったら飲めんだろーが。ほらほら」
お酒がこぼれそうなグラスをこちらに押しつけてくるので、上体をのけ反らせて抵抗する。が、この人は飲まない限り諦めなさそうだ。ちょっとだけでも飲めばいいだろうか。
観念して受け取った直後、口につける寸前で誰かが私の代わりにグラスを奪った。
そのまま流れるように口に運ばれるグラスを目で追った私は、驚きで息が止まりそうになった。男らしく一気にお酒を呷ったその人は、ここに来るはずのない御鏡さんだったから。
「ほぼテキーラじゃねぇか、クソが……これで満足か?」
やや顔をしかめて悪態をつき、男性の前に強めにコンッとグラスを置く彼。手の甲で口元を拭う姿も妙にセクシーで、目を奪われた。
「は? なんだよ、俺が作った酒が飲めねぇってのかよ」
彼の眉根がぎゅっと寄り、私はぎくりとした。これを『俺が作った酒』と言っていいのかという感じだけれど、また機嫌を損ねてしまう……!
「『あなたのお酒楽しみにしてます~』なんて言ってたのに、やっぱあれは嘘だったんだな。この女狐が」
「そうじゃないですけど……!」
「だったら飲めんだろーが。ほらほら」
お酒がこぼれそうなグラスをこちらに押しつけてくるので、上体をのけ反らせて抵抗する。が、この人は飲まない限り諦めなさそうだ。ちょっとだけでも飲めばいいだろうか。
観念して受け取った直後、口につける寸前で誰かが私の代わりにグラスを奪った。
そのまま流れるように口に運ばれるグラスを目で追った私は、驚きで息が止まりそうになった。男らしく一気にお酒を呷ったその人は、ここに来るはずのない御鏡さんだったから。
「ほぼテキーラじゃねぇか、クソが……これで満足か?」
やや顔をしかめて悪態をつき、男性の前に強めにコンッとグラスを置く彼。手の甲で口元を拭う姿も妙にセクシーで、目を奪われた。