妹に彼氏を寝取られ傷心していた地味女の私がナンパしてきた年下イケメンと一夜を共にしたら、驚く程に甘い溺愛が待っていました【完】
「……どうしよう、私が、有紗を……?」
生きていたから良かったけど、万が一死んでしまっていたら、いくら憎い有紗と言えど私の行動が彼女を追い詰めてしまったのかもしれないと思い、身体が勝手に震え出す。
「今回の事は亜夢のせいじゃない。罪悪感を感じる事も無い。ひとまず命は助かったんだし、様子を見よう。ね?」
「でも……」
「心配だからって見舞いに行く事も控えて。とりあえず親父とも相談して、荒木田の方から代理人として見舞いに行かせるから」
悪い方へ悪い方へと考える私の身体を抱きながら、百瀬くんは罪悪感を感じる必要は無いと言い聞かせてくれる。
「だけど、私……っ」
それでも私の中で自分のせいでという思いが消えなくて、いつまでも百瀬くんの言葉に首を縦に振れないでいると、
「元はと言えば、全ての元凶は妹だよ? 亜夢だって、妹のせいでこれまで辛い事沢山あったでしょ? 沢山傷付けられたでしょ? それなのに、どうしてそんな妹の事を心配出来るの? 亜夢は本当に優し過ぎるよ……」
悲しげな表情で私を強く抱き締めた。
言われれば確かにそう、私はこれまで沢山有紗に傷付けられた。
孤独だった。
貴将を寝取られて、絶望した。
それなのに、私はどうしてそんな有紗を心配出来るのか。
正直自分でもよく分からない。
「……そうだよね、おかしいよね……」
そう口にしながら私の視界は歪む。
憎いはずなのに、それでも心配してしまう私は、ただの大馬鹿者だ。
「……おかしくは無いし、心配する気持ちも分からなくは無い。けど、自分が悪いなんて思う事はどこにも無いんだよ。だから、自分を責めるのだけは止めようよ、ね?」
「……うん……」
「妹の様子については聞いたらすぐに伝えるから、絶対、会いに行ったりしないでね」
「分かってる」
百瀬くんに諭され、ようやく私は自分のせいだと思う事はしなくなった。
その後有紗は精神的に不安定という事で、心療内科のある総合病院へ転院したと聞かされた。
母からは何度か見舞いに来るよう連絡があったみたいだけど、百瀬くんと約束した私が見舞いに行く事は無かった。
生きていたから良かったけど、万が一死んでしまっていたら、いくら憎い有紗と言えど私の行動が彼女を追い詰めてしまったのかもしれないと思い、身体が勝手に震え出す。
「今回の事は亜夢のせいじゃない。罪悪感を感じる事も無い。ひとまず命は助かったんだし、様子を見よう。ね?」
「でも……」
「心配だからって見舞いに行く事も控えて。とりあえず親父とも相談して、荒木田の方から代理人として見舞いに行かせるから」
悪い方へ悪い方へと考える私の身体を抱きながら、百瀬くんは罪悪感を感じる必要は無いと言い聞かせてくれる。
「だけど、私……っ」
それでも私の中で自分のせいでという思いが消えなくて、いつまでも百瀬くんの言葉に首を縦に振れないでいると、
「元はと言えば、全ての元凶は妹だよ? 亜夢だって、妹のせいでこれまで辛い事沢山あったでしょ? 沢山傷付けられたでしょ? それなのに、どうしてそんな妹の事を心配出来るの? 亜夢は本当に優し過ぎるよ……」
悲しげな表情で私を強く抱き締めた。
言われれば確かにそう、私はこれまで沢山有紗に傷付けられた。
孤独だった。
貴将を寝取られて、絶望した。
それなのに、私はどうしてそんな有紗を心配出来るのか。
正直自分でもよく分からない。
「……そうだよね、おかしいよね……」
そう口にしながら私の視界は歪む。
憎いはずなのに、それでも心配してしまう私は、ただの大馬鹿者だ。
「……おかしくは無いし、心配する気持ちも分からなくは無い。けど、自分が悪いなんて思う事はどこにも無いんだよ。だから、自分を責めるのだけは止めようよ、ね?」
「……うん……」
「妹の様子については聞いたらすぐに伝えるから、絶対、会いに行ったりしないでね」
「分かってる」
百瀬くんに諭され、ようやく私は自分のせいだと思う事はしなくなった。
その後有紗は精神的に不安定という事で、心療内科のある総合病院へ転院したと聞かされた。
母からは何度か見舞いに来るよう連絡があったみたいだけど、百瀬くんと約束した私が見舞いに行く事は無かった。