妹に彼氏を寝取られ傷心していた地味女の私がナンパしてきた年下イケメンと一夜を共にしたら、驚く程に甘い溺愛が待っていました【完】
百瀬くんの腕から血が流れるのを見た瞬間、私は叫んでいた――「もう止めて!!」と。
そして、
「亜夢、駄目だ!」
腕を抑えながらその場に蹲る百瀬くんの制止も聞かず、私はその場に立ち尽くす有紗に向かっていく。
「ち、近寄らないで! あ、アンタも怪我したいの!?」
有紗は気が動転しているようで、私が近寄ると一歩、また一歩と後ずさる。
刃を向けながら「近寄るな」と叫んでいるけど、その手は震えているのが分かる。
「近寄るなっ! これ以上来るなら、アンタを刺すわよ!?」
後ずさって行った有紗の行く先には塀があって、これ以上後ろには進めない。
逃げ場を失った有紗はこれ以上私が近寄らないよう「刺す」と言って脅しにかかるけど私は、そんな有紗の言葉を浴びながらも足を進めていきながら、
「いいわよ、刺したければ刺しなさい! それで気が済むのなら……刺せばいい」
有紗を真っ直ぐ見据えて言い放つ。
「……っ」
私が怯まない事に驚いた様子の有紗はその場から動く事も出来ず、ただ刃を向けるだけ。
背後では、警備の人たちが百瀬くんに駆け寄っていったのが分かった。
「どうしたの? 早く刺しなさいよ」
「……っ」
「ほら、早く!」
「……っ」
私はきっと、これまで生きてきた中で一番声を張り上げ、もの凄い剣幕で相手を睨み付け、怒りを露わにしていたと思う。
私が傷付いたり、怪我を負うのは構わない。
だけど、関係無い人を巻き込み、傷付けるのは許せない。
私の、何よりも大切な百瀬くんが傷付けられた。
その事実が、私の怒りに火をつけたの。
私がここまで本気で怒った所を見た事が無かった有紗はきっと、凄く驚いたんだと思う。
震えていた手から、カッターナイフが地面に落ちていくのが見える。
そして、その瞬間、「今だ!」という百瀬くんの叫び声が後ろから聞こえて来て、その声で動いた警備の人たちが呆然と立ち尽くす有紗を取り押さえていった。
そして、
「亜夢、駄目だ!」
腕を抑えながらその場に蹲る百瀬くんの制止も聞かず、私はその場に立ち尽くす有紗に向かっていく。
「ち、近寄らないで! あ、アンタも怪我したいの!?」
有紗は気が動転しているようで、私が近寄ると一歩、また一歩と後ずさる。
刃を向けながら「近寄るな」と叫んでいるけど、その手は震えているのが分かる。
「近寄るなっ! これ以上来るなら、アンタを刺すわよ!?」
後ずさって行った有紗の行く先には塀があって、これ以上後ろには進めない。
逃げ場を失った有紗はこれ以上私が近寄らないよう「刺す」と言って脅しにかかるけど私は、そんな有紗の言葉を浴びながらも足を進めていきながら、
「いいわよ、刺したければ刺しなさい! それで気が済むのなら……刺せばいい」
有紗を真っ直ぐ見据えて言い放つ。
「……っ」
私が怯まない事に驚いた様子の有紗はその場から動く事も出来ず、ただ刃を向けるだけ。
背後では、警備の人たちが百瀬くんに駆け寄っていったのが分かった。
「どうしたの? 早く刺しなさいよ」
「……っ」
「ほら、早く!」
「……っ」
私はきっと、これまで生きてきた中で一番声を張り上げ、もの凄い剣幕で相手を睨み付け、怒りを露わにしていたと思う。
私が傷付いたり、怪我を負うのは構わない。
だけど、関係無い人を巻き込み、傷付けるのは許せない。
私の、何よりも大切な百瀬くんが傷付けられた。
その事実が、私の怒りに火をつけたの。
私がここまで本気で怒った所を見た事が無かった有紗はきっと、凄く驚いたんだと思う。
震えていた手から、カッターナイフが地面に落ちていくのが見える。
そして、その瞬間、「今だ!」という百瀬くんの叫び声が後ろから聞こえて来て、その声で動いた警備の人たちが呆然と立ち尽くす有紗を取り押さえていった。