妹に彼氏を寝取られ傷心していた地味女の私がナンパしてきた年下イケメンと一夜を共にしたら、驚く程に甘い溺愛が待っていました【完】
「あーもう、今日の亜夢、本当に本当に可愛過ぎてヤバいんだけど……。俺のこの腕の怪我さえなければ、めちゃくちゃにしたいくらい」
「……っ!」

 百瀬くんのその言葉だけで子宮が疼いてしまう私は、ちょっと変なのかもしれない。

 欲を言えば、私も百瀬くんに、いっぱい愛してもらいたい。

 だけど、今日は私からするって決めたんだから、百瀬くんのペースに飲まれてばかりではいけない。

(それは分かってるのに……)

「……ッぁ、ん……っ」

 私を抱き締めたままだった百瀬くんは私の左肩に唇を当てると、そのまま強く吸い付いてくる。

「も、もせ……くん……?」
「ほら、次は亜夢の番。俺の肩にも付けて?」

 どうやら百瀬くんは、自分が付けた所と同じ場所へ私にキスマークを付けさせるつもりらしい。

 私が主導権を握るはずが、結局百瀬くんのペースに持っていかれている。

 だけど、それでもいい。

 彼が望む事が出来れば、私はそれが一番嬉しいから。

 私は百瀬くんに言われた通り左肩へと唇を持っていき、そこへ吸い付いた。

 腕と違って少し付けづらい気がするけど、痕が残るように何度か強めに吸ってみる。

「……っ、」

 ちょっと強過ぎちゃったのか百瀬くんが微かに声を漏らしたので肩から唇を離してみると、さっきと同じように彼の肩に赤い印が付いていて嬉しくなった。

「百瀬くん、痛かった?」
「いや、平気だよ」
「そっか、それなら良かった。またお揃いが増えたね」
「そうだね。それじゃあ、次はどこに付けよっか?」
「え? その……まだ、付けるの?」
「亜夢は付けられの、嫌い?」
「……ううん、そんな事、ないよ」
「それじゃあ、好き?」
「…………うん、好き」
「素直で可愛いなぁ。それじゃあ、もっと付けてあげる――今度は背中、向けて?」

 キスマークを付けられるのが好きかと問われ、「好き」と答えたら百瀬くんは嬉しそうに笑いながら背を向けるように言ってきたので私は言われた通り彼に背を向けると、今度は後ろから抱きしめられた。
< 153 / 171 >

この作品をシェア

pagetop