愛しい吐息 ~凛々しい婚約者は彼女を溺甘で支配的な愛にとろけさせる~
遊園地での貸し切りデートをした翌日。
二人はさっそく婚姻届けを出しに行った。
思ったより時間がかかり、花純は驚いた。
その後、まだ我慢していることがあるだろう、と花純は雅に迫られた。
大丈夫、とごまかしたが雅に問い詰められ、花純はしぶしぶ白状した。
「結婚式の準備、一緒にやってほしい」
雅は拍子抜けしたように驚いた。
「1人だと大変だし、あなたの意見を言ってほしい」
「私はあなたの希望をすべてかなえたい。それが私の意見だ」
本気でそう思っているのがわかって、花純の方が驚いた。
それからは2人でゆっくりと準備を進めた。急ぐ必要もなくなったから。
雅の会社は順調に立て直しが行われた。
雅は役員報酬の約30パーセントを3カ月間自主的に返納すると発表した。
その他、記者会見での誠実な対応など、他社の不祥事と違って社長が自らの襟を正す姿勢を見せたことで、世間はむしろ「桜堂寺不動産、けっこうやるじゃん」という世論になり始めていた。
地面師詐欺の犯人は無事に捕まった。
ニュースを見た花純は驚いた。あのとき花純を襲った男たちだった。雅を逆恨みしていた彼らは、あのときよりずっと以前から桜堂寺不動産をターゲットに詐欺を働いていたのだ。
彼らはまた、薬事法違反でも捕まった。違法に薬物を販売、譲渡したり、それによる罪を盾に脅して金をゆすりとったり会社の契約をとったりなどしていたらしい。
花純が連れ込まれたカラオケ店は、雅がすぐに潰した。ビルごと買い取り、店を潰して改装し、レンタルオフィスにした。
花純に薬を盛った店員にもかなりの追い込みをかけたが、花純はそれを知らない。
花純はカフェを辞めた。圭梛はアルファを自称するベータのヒモ男にひっかかり、貯金を取られ、現在は借金まで作っているらしい、と共通の友人から聞いた。
雅は、千ヶ崎は妊娠していなかった、とだけ花純に言った。
本人は雅と婚約して出産を待っている気分になっている。
紫苑本人が両親にそう語って発覚した。
両親はすぐに調査して、雅が無関係なことを知った。
ご迷惑をかけていませんか、と両親は雅に確認に来た。
大丈夫、解決しました。
含みを持たせて雅が答えると、静かなところで静養させます、と謝罪して去った。
二人はさっそく婚姻届けを出しに行った。
思ったより時間がかかり、花純は驚いた。
その後、まだ我慢していることがあるだろう、と花純は雅に迫られた。
大丈夫、とごまかしたが雅に問い詰められ、花純はしぶしぶ白状した。
「結婚式の準備、一緒にやってほしい」
雅は拍子抜けしたように驚いた。
「1人だと大変だし、あなたの意見を言ってほしい」
「私はあなたの希望をすべてかなえたい。それが私の意見だ」
本気でそう思っているのがわかって、花純の方が驚いた。
それからは2人でゆっくりと準備を進めた。急ぐ必要もなくなったから。
雅の会社は順調に立て直しが行われた。
雅は役員報酬の約30パーセントを3カ月間自主的に返納すると発表した。
その他、記者会見での誠実な対応など、他社の不祥事と違って社長が自らの襟を正す姿勢を見せたことで、世間はむしろ「桜堂寺不動産、けっこうやるじゃん」という世論になり始めていた。
地面師詐欺の犯人は無事に捕まった。
ニュースを見た花純は驚いた。あのとき花純を襲った男たちだった。雅を逆恨みしていた彼らは、あのときよりずっと以前から桜堂寺不動産をターゲットに詐欺を働いていたのだ。
彼らはまた、薬事法違反でも捕まった。違法に薬物を販売、譲渡したり、それによる罪を盾に脅して金をゆすりとったり会社の契約をとったりなどしていたらしい。
花純が連れ込まれたカラオケ店は、雅がすぐに潰した。ビルごと買い取り、店を潰して改装し、レンタルオフィスにした。
花純に薬を盛った店員にもかなりの追い込みをかけたが、花純はそれを知らない。
花純はカフェを辞めた。圭梛はアルファを自称するベータのヒモ男にひっかかり、貯金を取られ、現在は借金まで作っているらしい、と共通の友人から聞いた。
雅は、千ヶ崎は妊娠していなかった、とだけ花純に言った。
本人は雅と婚約して出産を待っている気分になっている。
紫苑本人が両親にそう語って発覚した。
両親はすぐに調査して、雅が無関係なことを知った。
ご迷惑をかけていませんか、と両親は雅に確認に来た。
大丈夫、解決しました。
含みを持たせて雅が答えると、静かなところで静養させます、と謝罪して去った。