ご令嬢ではありません!~身代わりお見合いだったのに、敏腕CEOが執愛に目覚めたようです~
 オシャレなカフェでランチをしたり甘いものを食べたりしながら恋話で盛り上がる。学生の時は、私が一方的に有紗の恋話を聞いていただけだったから、遅れてきた青春みたいで楽しかった。

 デパートコスメの美容部員の方にメイクの仕方を教えてもらい、よくわからないので一式買った。

 買い物が終わり、両手いっぱいに戦利品を抱えながら呟く。

「女の人ってお金がかかるね」

「いや、あんた何年女やっているのよ。今更?」

 社会人になってお給料を貰えるようになり、特にお金のかかる趣味もないし、美容にも食事にもお金をかけてこなかったので、貯金はたくさんあったから助かった。

 もう使っていないブランドのバッグやアクセサリーがあるようなので、後日それらを貰う約束をして私たちは別れた。

(有紗、いつ実家に帰るのだろう)

 ご機嫌で帰っていく有紗の後ろ姿を見ながら心配になる。

(有紗や悠斗君、そして何より貴富さんや私のためにもミッション子作り頑張ろう!)
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