ご令嬢ではありません!~身代わりお見合いだったのに、敏腕CEOが執愛に目覚めたようです~
「おはようございます。おや、この方は?」

「おはよう。俺の婚約者だ」

「結婚するのですね! おめでとうございます。お美しい方でよくお似合いです」

(お美しい?)

 役員の方も私が社員であることにまったく気がついていない。まあ、従業員が多いので平社員の顔まで覚えていないのは当然だけれど、ものすごく自然に受け入れられている。

 貴富さんは「だろ?」という自慢気な顔で通り過ぎる。
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