ご令嬢ではありません!~身代わりお見合いだったのに、敏腕CEOが執愛に目覚めたようです~
ようやく事の重大さを理解してもらえたらしい。私は何度も頷いた。
「つまりはデートか」
「いや、デートっていうほどのことでもないのだけど」
ただ、借りたものを返すだけだ。
着物の件は、ホテルの方と直接やりとりしているのは私なので、有紗は着物がずぶ濡れになったことも知らない。
これまで有紗には秘密一つしてこなかったのだけれど、今回のことはさすがに言えない。全て身から出た錆だ。全部終わって、笑い話にできるほど気持ちが落ち着いたら言おうとは思っているけど、今は言えない。言葉にするのが怖い。
「あ~、俄然燃えてきた! 親友の一大事! 気合入れるわよ!」
有紗は腕まくりをして言った。
「ありがとうございます。恩に着ます」
「なに言っているのよ。それはこっちのセリフよ。身代わりでお見合いさせちゃったのだもの。そういえば、ラインしても全然返信なかったけど、お見合いは大丈夫だったの?」
「つまりはデートか」
「いや、デートっていうほどのことでもないのだけど」
ただ、借りたものを返すだけだ。
着物の件は、ホテルの方と直接やりとりしているのは私なので、有紗は着物がずぶ濡れになったことも知らない。
これまで有紗には秘密一つしてこなかったのだけれど、今回のことはさすがに言えない。全て身から出た錆だ。全部終わって、笑い話にできるほど気持ちが落ち着いたら言おうとは思っているけど、今は言えない。言葉にするのが怖い。
「あ~、俄然燃えてきた! 親友の一大事! 気合入れるわよ!」
有紗は腕まくりをして言った。
「ありがとうございます。恩に着ます」
「なに言っているのよ。それはこっちのセリフよ。身代わりでお見合いさせちゃったのだもの。そういえば、ラインしても全然返信なかったけど、お見合いは大丈夫だったの?」