真面目な委員長ちゃんはイケメンチャラ男に翻弄される。
私は学級委員をしている。
だから朝一番に来て、まず換気をしたり、花に水をやったり変えたりする。

そういう仕事が終わった後は一人でゆっくり勉強だ。


朝の私一人しかいない時間はすごく落ち着くし、気に入っている。


シーンとした教室で集中して知識を吸収していく。

しばらく勉強をしていると、


「あー、朝から早いね?紅蘭チャン。」


声の方を向くと、クラスメイトの大城 凛(おおじょう りん)がいた。


「制服ちゃんと着てください。」

「まあまあ。」


にやりと笑って席に着いた。

「まあまあ、じゃありません。学校の風紀を乱さないでください」

いつになったらちゃんと聞いてくれるのだろうか。
前からずっと言っているのに直そうとしてくれない。


「ねぇ~~、りんくんっ!今日遊べるっ?」


甘ったるい猫なで声が教室に響いた。


「あ~、いいよ。遊ぼっか?」


大城くんはその誘いに応じて女の子の方に向かっていく。

その姿にため息が出そうになった時、
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