新人洗濯係がのぞいた秘め事~王太子の秘密を暴いた先にあるのは溺愛か死か~
 ルネスランはうれしそうにのけぞった。

 そして、キリッとリエーヌを見据える。
「ふが、ふがふが」
 裸で四つん這いのまま、口枷のまま、凛々しい顔で何かを言った。

「何言ってるかわかんないだろ!」
 再びジャスリーナがムチを振るう。
 ルネスランはまたうれしそうにのけぞった。

 ジャスリーナはルネスランの口枷をはずし、尻を蹴飛ばした。
「さっさとしゃべりなさいよ!」

 ルネスランが立ち上がる。

「きゃあああ!」
 リエーヌは悲鳴を上げた。

「お客様に粗末なもの見せてんじゃないよ!」
 ジャスリーナがまたムチを振るう。

「申し訳ございません!」
 ルネスランは慌ててシーツを腰に巻いた。

「死刑だ!」
 キリッと顔を引き締め、ルネスランはリエーヌに宣告した。
< 27 / 31 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop