その恋は甘くて危険【番外編追加済み】
「敬語だと違和感感じるよ、潤」
「酷っ!」
あ、戻った……
「はい、チケットだよ」
「どうも!」
店員さんは2枚分を受け取り、厨房の方へと消えていった。
一気に静かになる。
さっきの店員さん、明るい人だったなぁ……
「うるさい奴でしょ?」
どうやら、考えてることは同じみたい。
まぁ、うるさいとは思ってないけど……
「はい、明るい人でしたね。さっきの店員さんとはお友達ですか?」
気安い感じがしたから、そうかなと思ったんだけど……
実際はどうだろう……?
「うーん、友達か。どっちかと言ったら、仲間の方が近いかな」
「えっ……」
友達と仲間の違いって何だっけ……?
つい考え込んでしまった。
「フッ。まぁ、友達みたいなものだよ」