王子様を落とし穴に落としたら婚約者になりました ~迷惑がられているみたいですが、私あきらめませんから!~
☆☆☆
空が藍色に染まりはじめたころ、ライオネルはカニング侯爵家の前で馬車を降りた。
手にはエイミーへのプレゼントと、それからピンク色の薔薇の花束がある。
玄関前で待っていたカニング侯爵夫妻とエイミーがライオネルをにこやかに出迎えた。
毎年、エイミーの誕生日パーティーは少人数で行われる。
大々的に招待客を募って大騒ぎをする家もあるのだが、カニング侯爵夫妻は、娘の誕生日は穏やかに、そして楽しく過ごさせたてやりたいと、昔から親戚と、近しい友人たちくらいしか招かない。
今年はどうやら、エイミーが学園に通いはじめてからできた友人シンシア・モリーンも招待されたようだ。
飾り付けられたダイニングへ向かうと、すでに招待客の大半が集まっていて、そこにシンシアの姿もあった。
空が藍色に染まりはじめたころ、ライオネルはカニング侯爵家の前で馬車を降りた。
手にはエイミーへのプレゼントと、それからピンク色の薔薇の花束がある。
玄関前で待っていたカニング侯爵夫妻とエイミーがライオネルをにこやかに出迎えた。
毎年、エイミーの誕生日パーティーは少人数で行われる。
大々的に招待客を募って大騒ぎをする家もあるのだが、カニング侯爵夫妻は、娘の誕生日は穏やかに、そして楽しく過ごさせたてやりたいと、昔から親戚と、近しい友人たちくらいしか招かない。
今年はどうやら、エイミーが学園に通いはじめてからできた友人シンシア・モリーンも招待されたようだ。
飾り付けられたダイニングへ向かうと、すでに招待客の大半が集まっていて、そこにシンシアの姿もあった。