冷徹御曹司かと思っていたら溺愛御曹司でした〜甘い束縛にとらわれて

あの体に…求められたらと、筋肉フェチの砂羽は、霧矢の筋肉質な体を想像するだけで、顔を真っ赤にさせる。

「真っ赤だな。期待してる?」

揶揄われているとわかっていても、うまくかわせずにあたふたと動揺する砂羽。

「そ、そんな…ちょっとだけ」

「ちょっと?なに考えた?」

「いつも走っている霧矢さんの体は、引き締まってるだろうなって」

「あはは…見たい?」

真っ赤にさせたまま素直に頷く砂羽に、揶揄ったはずの霧矢は、逆に煽られて、押さえつけていた欲望に火がついたのだった。

「でよう」

会計を済ませた早々に、砂羽を引っ張るように歩いて、車を停めたパーキングまでお互い無言で熱をもてあます。

そして、砂羽を助手席までエスコートし、運転席へ乗り込んだ途端、お互いに抱きついて唇を重ねていた。

お互いの唇を喰みながら何度も角度を変えてキスを繰り返し、熱く甘い吐息が漏れる車内。

手を握り指を絡ませてくる霧矢は、砂羽の手を持ち上げ、手の甲に唇をのせて、熱を孕んだ目をして見つめた。

「このまま家まで来たら、体をみるだけで終わらないぞ」

「私に、霧矢さんの全てを見せて」

「…可愛いこと言われたら押さえが効かないぞ」
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