俺様同期の溺愛が誰にも止められない
「ところで、碧先生は大丈夫?夜はこっちに泊まっているんだろう、疲れてない?」
「ええ、私は大丈夫です」
最近の病院は完全看護だだからとお母様やお姉さんの付き添いを拒んだ素晴だったけれど、私が来ることは認めてくれた。
不思議なことに円先生も全く姿を見せず、病室に付き添うのは私だけ。
休暇後で体調万全の私は、朝から夕方まで病院で仕事をしてその足で素晴の病室に泊まっている。
あれだけ別れるべきなのではないかと悩んでいたくせに、いざ素晴がいなくなると思うと自分の気持ちに歯止めが効かなかった。
その証拠に、普段はもう少し冷静に周囲を見れる私が、運ばれてきた素晴に動揺して大勢の人の前で取り乱した。
それについては恥ずかしさしかないけれど、同時に私は素晴のことが大好きでその気持ちに嘘はつけないのだと気づいてしまった。
だから、今できるベストを尽くそうと決めた。
「素晴くんが退院したら、碧先生も一緒にお休みを取るといいよ。2人ともまだ今年の夏休みをとっていなかっただろう。ちょうどいい」
「でも、そんなわけには・・・」
提案してくれた高杉先生には断ってみたものの、それもいいなと思っている自分がいる。
病気休暇を取った後で申し訳ないけれど、今の私たちにはそんな時間も必要に思えた。
「ええ、私は大丈夫です」
最近の病院は完全看護だだからとお母様やお姉さんの付き添いを拒んだ素晴だったけれど、私が来ることは認めてくれた。
不思議なことに円先生も全く姿を見せず、病室に付き添うのは私だけ。
休暇後で体調万全の私は、朝から夕方まで病院で仕事をしてその足で素晴の病室に泊まっている。
あれだけ別れるべきなのではないかと悩んでいたくせに、いざ素晴がいなくなると思うと自分の気持ちに歯止めが効かなかった。
その証拠に、普段はもう少し冷静に周囲を見れる私が、運ばれてきた素晴に動揺して大勢の人の前で取り乱した。
それについては恥ずかしさしかないけれど、同時に私は素晴のことが大好きでその気持ちに嘘はつけないのだと気づいてしまった。
だから、今できるベストを尽くそうと決めた。
「素晴くんが退院したら、碧先生も一緒にお休みを取るといいよ。2人ともまだ今年の夏休みをとっていなかっただろう。ちょうどいい」
「でも、そんなわけには・・・」
提案してくれた高杉先生には断ってみたものの、それもいいなと思っている自分がいる。
病気休暇を取った後で申し訳ないけれど、今の私たちにはそんな時間も必要に思えた。