氷の華とチョコレート
「……」
それにしても、こんな綺麗な人は初めて……。もちろん真間さんも平井さんも、カッコ良くて素敵だけれど、友さんは何処かユニセックスで……。
流れるようなしなやかさと言うか、この人の持っている何か? が根本的に違っている感じがして……。
何だろう? 髪が長いからだけじゃない。
「……」
上手く言えない、不思議な雰囲気のようなもの?
「友さん、予約入れなかったんだけど、席空いてる?」
「あぁ、そこ空けるからちょっと待ってて?」
そう言って、アルバイトの女の子にお皿を下げる指示をしてくれた。
「気さくなお友達ですね」
それにとっても綺麗。
「誰とでもすぐ友達になれるのが特技らしいよ」
真間さんが、内緒話するみたいに小声で教えてくれた。
「お待たせ~、どうぞ」