氷の華とチョコレート

「……嬉しい、です」


 たとえ真間さんが、私にどんな印象を持ったとしても、きちんと彼の目で見て、話して、感じて判断したものならきっと、好印象でも、悪印象でも、素直に受け入れられるだろう。

 もちろん好印象だと、嬉しいけれど……。


「でもね、……たぶん、人から見られる自分を止めることは出来ないよ?」

「えっ?」

「だって、どうやったって第一印象って、見た目だよね?」


 あっ……。

 私は、真間さんの言葉に頷いた。


「……」


 確かに私は、初めて会った時、真間さんの印象的なアーモンドチョコレート色の瞳で、彼を計る何か、を決めてしまったような気がする。


「……オレも営業だから、そう言う経験があって、見た目がこんなんだから、勝手にひ弱なイメージがついちゃって……」


 ひ、ひ弱?



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