氷の華とチョコレート
どうして、こうなってしまったんだろう?
窓の外の夜景を、私は、ただどうしようもない気持ちで見下ろしていた。目に映る美しい光は、もう、ただの灯りでしかなく頭の中は、別なことでいっぱいだった。
真間さんに連れられて、夜景の見える廊下を進んだ。その先に、高層ホテルのフロントが見えた。
あっ……。
その時、私は、自分がとんでもないことを言ってしまったんだと理解した。気が動転して、何を言ったのかさえもう、思い出せない。
「……」
そして今、夜景の見える部屋に、彼と2人きりでいる。
「……」
どう、しよう……。
今さら誤解でした、なんて言えるわけない。
でも、言わなければ、私……。