氷の女と呼ばれた私が、クソガキ御曹司に身も心も溶かされるまで。
紐が難なく解けて、前が全開になる。
幸いバスローブが脱げ落ちることはなかったが、大胆にはだけた襟の間からは私の素肌が丸見えになった。
まさか、本当にバスローブがポロリする事態に見舞われるとは思ってもみなかった私は、しかし、冷静だ。
半裸の自分に動じることなく、シドに言う。
「紐を返して下さい。」
「!!!!」
私が振り返った瞬間、シドが目を見開いて絶句した。
その初心な反応が面白く、もう少し彼をからかいたくなる。
「どうしました、シド。恋人同士なのに、何故恥ずかしがるのですか。」
すると、シドが顔を真っ赤にして「わっわっわっ!!そっ、そーゆーのはまだ早すぎるんだぜっ!!」
期待通りの反応に、私はますます調子に乗った。
「しかし、いずれそういうことをする日も来るでしょう。私達は恋人同士なのですから。その日の為に、私の裸に慣れてもらわないと困ります。」
言いながら、ジリジリと距離を詰める。
シドは必死に声を張り上げた。
「星羅っ、悪ふざけはやめるんだぜっ!!」
その顔は、泣いているようにも怒っているようにも見えた。
一段と声を低くして、彼に問う。