運命の”アイ”ナンバー
ポン。ポン。ポン。ポン

朝からうるさいな。まだ9時だろ、折角の休みなんだから静かにねかせてくれ。
どうせ部活前に暇だからって和樹がスタンプ大量に送ってるだけだろうし適当に返事して二度寝してやる。

学制の休みはスマホの充電よりも大事なんだぞ。

7:48ーー深川君ー。まだですかー?ーー

8:21ーーもう私付いちゃってますよー。早く来てください。寝てるんですか?ーー

8:57ーーいつまで待たせるんですか。このままだと私何しでかすか分からないですよ?ーー

9:12ーー今から行きます。ーー

怖いんですけど。なんだこの脅迫文みたいなものは。

行くってどこに、まさかこの家な訳ないだろうな住所も分からないはずだし。大体女の子が1人で男の家なんかにのこのこと来るはずが、ピンポーン。

…宅配便か。母さんまた通販サイトで使わない癖に調理器具か何か買ったのか。そのおかげで僕の夕飯だ少しずつ豪華にはなってj着ているのだけれど。

申し訳ないけど今日は居留守を使わせてもらう。

ピンポーン。ピンポーン。

ピンポーン。
……
ピンポーン。

……今回の人はしつこいな、置き配にでもすればいいのに。

ピンポーン。

「深川くーん。あ、親御さんがいらしたら苗字だと分からないですよね」

何処を気にしてるんだ。

「のぞさーん。いますかー?」

「それは和樹が言ってるあだ名。僕はのぞみだ」

「いるじゃないですかのぞみさん。おはようございます。まだ着替えてないんですか?それに、ここ。飛び跳ねてますよ」

この子、数分足らずで飛んできた。


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