年上の彼女

お泊り

夜中の2時

ベッドに寝ていた先生が
飛び起きた

「わ、わ、私…」

真っ暗な部屋で
先生の焦っている声が
聞こえた

シングルベッドの狭い空間で
慌てる先生に
俺は眠い目を開けた

携帯の時計を確認すると
部屋のライトをつけた

俺が眠りについて
数分のことだった

眠いわけだ

「何?」

「私、何かしちゃいましたか?」

先生が俺の胸倉をつかんだ
必死な顔が
すごく可愛い

…なんて思う俺は変か?

すごく可愛いけど
ちょっといじめたい

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