【書籍1巻発売&コミカライズ進行中】悪女の汚名返上いたします!
実力、人気、地位……すべてを兼ね備えた今のベアトリスを狙う男どもが増えてもおかしくない。
というか実際増えており、水面下でユーリスが粛々と排除している。
あれこれと考えていると、純白の聖女ローブからベージュのドレスに着替え、茶色のコートを片手に持ったベアトリスが満面の笑顔で近寄ってきた。
「お待たせ、ユーリス! あれ? 恐い顔して、どうしたの?」
「いや、なんでもない。行こうか」
「うん!」
ルンルンと鼻歌をうたいながら、神殿を出て歩き出すベアトリス。
その無防備で愛らしい横顔を眺めながら、ユーリスは想いを伝える決意を固めた。
だが、そんなユーリスの心の内など知るよしもない彼女は、夜空を指さして無邪気にはしゃぐ。
「見て見て。星がたくさん出ているわ!」
「あぁ、本当だ。綺麗だな」
ええ、本当に綺麗ね!と返事をするベアトリスは、空を見上げているため気付かない。
ユーリスが星ではなく、ベアトリスを見て言っていたことに。
「なんだか今夜はとても暖かいわね。ユーリス、私、馬車じゃなくて馬で行きたいのだけど、良いかしら?」
「いいよ。だけど、風邪を引いたら困る。ちょっと待って──ほら」
というか実際増えており、水面下でユーリスが粛々と排除している。
あれこれと考えていると、純白の聖女ローブからベージュのドレスに着替え、茶色のコートを片手に持ったベアトリスが満面の笑顔で近寄ってきた。
「お待たせ、ユーリス! あれ? 恐い顔して、どうしたの?」
「いや、なんでもない。行こうか」
「うん!」
ルンルンと鼻歌をうたいながら、神殿を出て歩き出すベアトリス。
その無防備で愛らしい横顔を眺めながら、ユーリスは想いを伝える決意を固めた。
だが、そんなユーリスの心の内など知るよしもない彼女は、夜空を指さして無邪気にはしゃぐ。
「見て見て。星がたくさん出ているわ!」
「あぁ、本当だ。綺麗だな」
ええ、本当に綺麗ね!と返事をするベアトリスは、空を見上げているため気付かない。
ユーリスが星ではなく、ベアトリスを見て言っていたことに。
「なんだか今夜はとても暖かいわね。ユーリス、私、馬車じゃなくて馬で行きたいのだけど、良いかしら?」
「いいよ。だけど、風邪を引いたら困る。ちょっと待って──ほら」