エリート外交官はワケあり妻を執愛で満たし尽くす
 だけど、今まで親切に接してくれたからといってそこまで甘えていいのだろうか?

 まだ妻でいるのは、彼の復讐が終わっていないからだ。

 それを考えると、私のプライベートに付き合わせるのは違うように思える。

「お誘いはうれしいんですが、忙しい人なので……」

「それならお暇な時に。今回は純美ちゃんを夫に紹介するパーティーにしましょう」

 私と北斗の間になんらかの事情があると気づいているはずなのに、先生の切り替えは早かった。

 この軽さにほっとして、先生の言葉にうなずく。

「旦那さんによろしくお伝えください。あ、なにか用意したほうがいいものってありますか?」

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