エリート外交官はワケあり妻を執愛で満たし尽くす
「ロッコはいつも私のお弁当を作ってくれるんだよ。いいでしょ」

 なぜか百合先生がふふんと自慢げな顔をする。

「ずるいです。こんなおいしいご飯を毎日食べられるなんて」

 ほろ酔い状態でロッコさんに寄りかかった百合先生が、にこにこ顔で胸を張る。

「私の自慢の旦那様だもの。ね、ロッコ」

「みんなに自慢するなら、旦那より妻のほうだよ」

 見つめ合ったふたりは当然のように口づけを交わした。

 最初は遠慮なく愛情表現するふたりにどぎまぎしていた私も、今はすっかり慣れている。

 だけど幸せそうに寄り添うふたりを見ていると胸が痛い。

「……私もふたりのような夫婦になりたかったです」

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