エリート外交官はワケあり妻を執愛で満たし尽くす
「誰よりも君が一番きれいで魅力的だ」

「……ちゃんと周りを見て。あそこの女性とか、すごく美人だよ」

「俺には君しか見えない」

 優しく褒める声の奥に、私を安心させようとする響きが交ざっている。

 心強く思うのと同時に、今日まで何度も感じた『なぜ』がまた頭の中に浮かんだ。

 もしかしたら、とっくに私を許してくれているのかも。

 そうでなければ、結婚してからずっと甘い言葉を囁き、キスを贈ってこないだろう。

 嘘をついているようには感じないし、心から私を愛してくれているふうにしか見えない。

 だけど、『復讐』のひと言が引っかかっている。

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