エリート外交官はワケあり妻を執愛で満たし尽くす
「最後に計った時は百八十八だった」

「答え方はちゃんと日本人だわ。几帳面ね」

 高身長でスタイルのいいお似合いのふたりから、目が離せない。

 胸がざわざわして、嫌な気持ちが込み上げる。

 周りの談笑の代わりに、どくんどくんと自分の鼓動が響いていた。

 しかも、アレックスさんが背伸びをして北斗の頬にキスをする。

「ジョッシュの友達なら私の友達よ。よろしくね」

「ああ、こちらこそ」

 北斗がキスを返さなかったことだけが救いだった。

 だけど、もし求められたら応じるんじゃないかという気がして、焼けつくような思いが生まれる。

「北斗」

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