エリート外交官はワケあり妻を執愛で満たし尽くす
 これまでと違う緊張に包まれながら、笑顔を作って握手のために手を差し出す。

「末廣純美です。よろしくお願いします」

 先に手を取ってくれたのはアレックスさんだった。

「まあ、かわいらしい奥さん」

 日本人男性にあまり見下ろされないというアレックスさんは、確かに背が高かった。

 ヒールを履いているせいもあるだろうが、百八十は超えているだろう。

「確かにかわいい人だね。北斗のイメージからすると意外だな」

 ジョッシュさんに言われてどきりとする。

 それはいい意味なのだろうか。それとも悪い意味なのだろうか。

 どちらかというと、私にとっては悪い意味に思える。

< 182 / 245 >

この作品をシェア

pagetop