エリート外交官はワケあり妻を執愛で満たし尽くす
「だいたい同じじゃない?」

「全然違う」

 好きを言うよりも先に私にキスをした北斗の言葉を受け入れ、私は彼の帰国に合わせて空港へ迎えに行った。

 待っていた私のもとに現れた北斗の手には、バラが一輪。

 改めて恋人になってほしいと言われ、あっという間に婚約者になり……。

「……あなたはずっと、変わらないよね」

 楽しかった頃がよみがえり、私が犯した罪の重さがのしかかってくる。

 初めて出会った時も彼を疑ったけれど、それは間違いだったと知った。

 今回のパーティーでも同じように彼を疑う過ちを犯したから、昔を覚えているかと聞いてきたのだろうか。

< 216 / 245 >

この作品をシェア

pagetop