エリート外交官はワケあり妻を執愛で満たし尽くす
「純美の前でどんな顔をしているか知らないけど、北斗は仕事が一番って感じのクールな人なんだよ。愛想はいいし、話していて楽しいけど、どこか線があってね。そこが気になって、友達になりたくても踏み出せない人がいたんだよ」

「そうなんですか? あんまりクールな印象は……。ああ、でも仕事の場だとそう感じるのかもしれませんね」

「新しい北斗の姿を見れてよかった。これなら僕の知り合いにも、遠慮なく紹介できるよ。彼はものすごい愛妻家だって。奥さんの前では泣いちゃうことも伝えなきゃ」

「いつも純美の前で泣いているような言い方はするな。誤解だ」

 ぴしゃりと言ってから、北斗が私の腰に腕を回して抱き寄せる。
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