危険な略奪愛 お嬢様は復讐者の手に堕ちる
慌てて隠そうとすると、大きな手でそれを阻まれた。
片桐は深いキスをしながら、すみれの胸をまさぐる。ごつごつとした大きな手で傷口に触れる。その手がなんだか宝物に触れるように傷跡をなぞる。
触れ合っていくうちにどんどん体が熱を帯びる。もっと触れてほしい。もっと触れたい。
どうして今までこうせずにいられたのか、そっちのほうが不思議だった。
自分はずっと彼に惹かれていた。彼も同じだったのかもしれないと思うだけで、天にも昇るような気持ちになれる。
自分の体なのに、自由が効かなくなっていく。
いつからか片桐の姿が視界の端に入るだけで心がざわつくようになっていた。それは甘い恋心のような簡単に説明のつくものではなかった。
そこはかとない不安と、焦燥といった不穏なものも入り混じった複雑な想い。
それでも気持ちにブレーキなどもう効かない。
たとえ片桐がどんな人でもたぶんどこでどんな出会い方をしても、きっと好きになってしまう気がする。運命なんて陳腐な言葉は大嫌いだ。だけどそう言わざるをえない不思議な引力で堕ちていく。
胸の先を吸われ、思わず声を漏らすと、足の間に手が入ってくる。濡れた音が響き、ゆっくりと体内に蓮の指が入ってくる。
ぐちゃぐちゃと内部をかきまわされ、その異物感に耐えていると、ゆっくりと快楽が押し寄せてくる。そのゆるやかな波に身を任せていると、だんだんと快楽が深くなってくる。