危険な略奪愛 お嬢様は復讐者の手に堕ちる
実際のところ、蓮と別れて、にっちもさっちもいかなくなり、再び二十年前と同じようにこの場所に逃げてきたのだった。
連絡もなく夜半にやってきた孫娘に、少し驚きながらも祖母はあっさりと迎え入れた。もしかしたら嘘はばれているのかもしれない。でも追い返すようなことはしなかった。肩や頭に薄く積もった雪を払い、濡れた靴下を脱いで部屋に入る。
「明日から吹雪だけ。今日来てよかった。お汁作るから、まってな」
「本当? ありがとう」
祖母は、なぜだか夜遅くに里芋の皮を剥き出した。すばやく野菜やきのこ、冷蔵庫から出した鱈を切って鍋に入れるとストーブの上に載せた。
父の事件のニュースはもちろん知っているだろうから、おそらく色々察してくれたのだろう。
正直言うと、お腹は空いていた。突如ここに来ることを思いついたから、昼からなにも食べていなかった。
連絡もなく夜半にやってきた孫娘に、少し驚きながらも祖母はあっさりと迎え入れた。もしかしたら嘘はばれているのかもしれない。でも追い返すようなことはしなかった。肩や頭に薄く積もった雪を払い、濡れた靴下を脱いで部屋に入る。
「明日から吹雪だけ。今日来てよかった。お汁作るから、まってな」
「本当? ありがとう」
祖母は、なぜだか夜遅くに里芋の皮を剥き出した。すばやく野菜やきのこ、冷蔵庫から出した鱈を切って鍋に入れるとストーブの上に載せた。
父の事件のニュースはもちろん知っているだろうから、おそらく色々察してくれたのだろう。
正直言うと、お腹は空いていた。突如ここに来ることを思いついたから、昼からなにも食べていなかった。