危険な略奪愛 お嬢様は復讐者の手に堕ちる

 蓮と出会い初めてすみれは、自分では制御できないような激しい感情を知った。たとえ世界中を敵に回しても、好きになることは止められなかっただろう。
 それに、蓮は誰も気づいてくれなかったすみれの内なる心の叫びを聞いてくれた。
 だから、後悔なんて何一つない。

 うたかたの夢のように浮かんでは消える儚い幻想をこの世にとどめるために、筆に色を乗せ、嘘を描いていく。
 甘く柔らかな嘘を。
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